ちゃふちゃふログ

日記や雑記、勉強したことの備忘録。

M-1グランプリ2021を見て

まずは敗者復活戦を含めて、おもしろいと思ったネタから。

www.youtube.com
www.youtube.com
www.youtube.com
www.youtube.com
www.youtube.com
www.youtube.com

感想

今年のM-1の感想ということではなく、久しぶりにまとまった数の漫才を見た感想ということになります。

自分は大学で落語研究会に所属していて、現在も杉並江戸落語研究会という社会人落語のサークルに所属していますが、落語は強い枠組みを持ったメディアだと感じます。衣装や舞台装置としてはほとんどの場合着物を着て座布団の上で正座して演じることになりますし、小道具として用いられるものは基本的に扇子と手ぬぐいだけです。演じ方についても、登場人物の類型がある程度決まっていたりするし、所作と呼ばれる身振り手振りも同様にある程度決まったものが存在します。異なる人物を演じていることを示すために顔を左右に振り分けるというのもわかりやすい落語の演じ方のひとつだと思います。

落語と比較した場合、漫才という形式が持つ枠組みは明らかに緩いとは思いますが、それでも自分が思っていたよりも強いものがあるなと思いました。具体的に言うなら、ボケとツッコミが分かれているとか、そもそもボケたらツッコミがあるとか、コント漫才という形式が普及しているとか。

僕がここで「枠組み」と呼んでいるものがそう呼ぶのが適切かは別として、まあそういうものがあるよねというのは同意してくれる人のほうが多いんじゃないかと思ってますが…そもそもこの段階で異論がある人も多いかもしれない。