ちゃふちゃふログ

日記や雑記、勉強したことの備忘録。

【追記】Startup Weekend Japan は女性差別を容認する団体のようです

【2023/07/02】タイトルについて「攻撃的」との指摘を受けたので改題しました。なお、元のタイトルは「Startup Weekend Japan は女性差別を容認するのでクソ中のクソ」でした。

【2023/07/17】この記事について、改めて7/7に Startup Weekend Japan の事務局にメールしましたが、何の反応もありませんでした。しかし、 Techstars Startup Weekend に「日本でこんなことあったんだけど」とメールしたところ、「教えてくれてありがとね!担当チームに共有して調査中だよ!真剣に受け止めてるし、再発防止に努めるから」 (大意)というような返信があったので、おそらく何かしらの動きがあるのではと思います。

この記事について

この記事は、書くのに1年もかかってしまいましたが、告発記事です。Startup Weekend Japan という団体が女性差別を容認しているので、それを告発します。これ以降具体的な差別発言を含むので、閲覧注意でお願いします。

差別発言

2022年7月、第2回 Startup Weekend 伊豆高原魚拓)というイベントがありました。週末を利用して起業体験をするイベントという理解で問題ないと思います。参加者はいくつかのチームに分かれて起業のアイデアを考え、プレゼンをして順位がつけられます。差別発言があったのは2日目、運営が外部から招聘したコーチと呼ばれる立場の人物にアイデアを話し、アドバイスを受けるという時間の中で、コーチから「女は頭が悪い」「女は計算ができない」と発言がありました。

差別発言ではないかと指摘し、発言の撤回を求めました。しかし、コーチはかたくなに撤回を拒みましたので、運営に報告することにしました。

ファシリテーターと呼ばれる、当日の運営の中でもっとも大きい権限を持つと思われる人物に報告しましたが、何の対応も行われませんでした。

なお、この差別発言については、当日の運営スタッフが事実確認をしており、コーチは発言したことを認めており、また考え方を改めるつもりもないとのことです。

2022/07/06 20:21 ○○さんとの個別でのやりとりとしては、本人は発言認めていて、その考え方を改めるつもりがないことは確認してます。
運営とのやり取りのスクリーンショット

事務局の対応

当日の運営が対応してくれなかったので、Startup Weekend Japan の事務局に報告することにしました。Startup Weekend Japan のウェブサイトを眺めていると、行動規範のページがありましたので、行動規範を根拠に対応を求めるメールを理事長の遠藤昌紀氏宛に送りました。メールを送ったのは7月3日です。その際に引用した行動規範の一部を引用します。

当団体の活動において、人種、国籍、性別、信仰、職業及び社会的身分等によって不当な差別行為をおこなうことについては、それを許容しません。そのような行為の防止に努めるとともに、行為が確認された場合には、すみやかに適切な是正措置をとるものとします。

しかし、このメールに対する返答はしばらくの間来ませんでした。当日の運営のメンバーを通じて何度か催促したところ7月8日に返答が来ましたが、 対応するつもりのない、ゼロ回答でした。

返答に落胆しつつ、改めて行動規範のページを確認すると、7月4日、つまりメールを送った翌日に行動規範が改正されていました(魚拓)。以下に上記の引用部分に相当する部分を引用します。

当団体の活動において、人種、国籍、性別、信仰、職業及び社会的身分等に関して、それに該当する実在の特定人物に対して、直接的かつ不当な差別行為をおこなうことについては、それを許容しません。そのような行為の防止に努めるとともに、行為が報告された場合には、関係各位からの事実確認ののち、当団体の規範の観点から問題だと判断する場合には、適切な是正措置をとるものとします。

改正後の行動規範を読むに、「差別行為」に対して、「直接的な」という修飾が追加されています。また、「当団体の規範の観点から問題だと判断する場合には」という条件が付け加えられていますので、「当団体の規範の観点から問題だと判断しない場合には」何も対応しないと読めるようになっています 。改正されたタイミングも含めて、私が送ったメールに対応したくないがためにこの改正が行われた以外の解釈は成り立たないと思います。

理事の対応

別のラインからの働きかけとして、8月27日、知人を通じて理事のひとりに差別発言があったことと対応を求める旨を伝えてもらいました(具体的に誰に、どのような文面で送られたかは私もわかっていません)。こちらも今にいたるまで何の連絡もありません。

当日のメンバーの反応

運営側の対応ではありませんが、差別発言に対する参加者の反応も書いておきます。

当該のコーチにアドバイスを受けていたチームのメンバーは私を入れて6人か7人、全員が男性でした。彼らの反応は驚くべきことに差別発言に対して好意的で、笑いが起こっていました。「今って令和だよな?」「いつの間にか昭和にタイムスリップしたのか?」と思ったのを覚えています。

何が言いたいか

Startup Weekend Japan はヤバい団体だ、それだけ伝えたいです。行動規範があるにも関わらず、それに則った行動をしない。女性差別発言を咎めない。全くもって許すことができません。運営の態度もさることながら、参加者も差別発言を咎めず迎合して笑うという、非常にタチの悪いイベントです。

スタートアップ界隈って、こんなもんなんですかね。とりあえず遠藤昌紀さん、何かしらのリアクションを期待しています。